せどりは悪いこと?転売との違いを初心者向けに法律・モラルから解説

せどりを調べると「転売ヤー」「悪質」などの言葉が目につき、不安になる人も多いはず。
今回はそんな不安に答える記事です。

せどりは悪いこと?転売との違いを初心者向けに法律・モラルから解説

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仕事は忙しいのに、給料はなかなか上がらない。
子どもの教育費や住宅ローン、将来の貯蓄を考えると「あと月5万円でもあれば…」と感じていませんか。

副業を始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない――。
そんな方30~50代の会社員にお勧めするのが「せどり(物販)ビジネス」です。

しかし、副業としてせどりを調べると「転売ヤー」「悪質」などの言葉が目につき、不安になる人も多いはず。
「世間から嫌われないか」「法律違反では?」――今回はそんな疑問に答える記事です。

この記事の著者:ITエンジニア さら

  • 業務系ITエンジニア歴14年 ― 100社以上でデータ分析・業務改善に携わる
  • 自作ツールを開発しリサーチ時間を6割削減 ― 時間のない副業者でも成果を出せる仕組みを実現
  • 本業+副業で月収150万円を達成 ― 再現性ある副業戦略を発信中
  • 仕組み化と効率化の専門家 ― 業務プロセスを徹底的に最適化
  • 副業Amazon物販に挑戦 ― 挫折を乗り越え、安定的な収益化に成功

副業としてせどりを調べてみると、ネット上には「転売ヤー」「悪質」「迷惑」という言葉が並び、不安になる人も多いでしょう。
「せどりを始めてみたいけれど、世間から嫌われる行為ではないか?」
「法律違反にならないか?」

結論から言えば、正しくルールを守ったせどりはまったく悪いことではありません
むしろ、社会に価値を提供する健全なビジネスの一つです。
ここでは「せどり」と「転売」を明確に区別し、その違いを整理します。

一般的に批判される「転売」とは、次のような行為を指します。

  • 限定品やチケットを買い占めてプレミア価格で売り出す
  • 定価以上の価格で市場に混乱を起こす
  • 本来の購入者が正規の価格で買えなくなる

代表例

  • ゲーム機や限定スニーカーを大量購入して高額で転売
  • コンちょうサートチケットを不正取得し、高値で売る
  • マスクや消毒液を品薄期に買い占めて高額販売


最近だとマクドナルドのセットメニューに付いてくるカードをめぐって、転売を目的とした大量購入や食品の廃棄が記憶に新しいです。(記事はこちら
こうした行為は「独占による価格の吊り上げ」であり、社会的な批判や法規制の対象になりやすいのです。

一方で、せどり(物販)は次のようなビジネスモデルです。

  • 店舗やネットショップで値引きされた商品を適正な市場価格で販売
  • 在庫処分品や廃盤品を必要とする人に届ける
  • 商品の情報を調べ、需要があるものを見極めて供給する

つまり、せどりは「市場に眠る商品を探し、必要な人へ流通させる」行為です。

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観点せどり・物販転売(批判される形)
商品店舗の在庫、値引き品、廃盤商品、中古品限定品、大量買い占め品
価格適正価格で販売(相場に基づく)プレミア価格で高額販売
社会的役割在庫を循環させ、必要な人に届ける需要者の機会を奪う
規約違反リスク適切に行えば低い高額転売は規約違反・法規制対象になりやすい
印象健全な物販ビジネス「転売ヤー」として嫌われやすい

せどり自体は違法ではありません。
ただし、次のような場合には注意が必要です。

  • 古物商許可証が必要なケース
    → 中古品を仕入れて販売する場合は必須。警察署経由で申請可能。
  • チケット不正転売禁止法
    → コンサートやスポーツ観戦チケットの高額転売は法律で禁止。
  • マスクや医療品の緊急規制(2020年のコロナ期など)
    → 一時的に特定商品の転売が規制されたケースもある。

つまり、ルールを守れば合法・健全な副業。違法転売と混同しないことが大切です。

参考:刑事事件相談弁護士ホットライン『転売が罪に問われるケースとは?罪状と刑罰について詳しく解説』

せどりが「悪い」と誤解される背景には、モラルの問題があります。

  • 買い占めや値段の吊り上げ → 消費者の反感
  • 偽物やコピー品の販売 → 信用を失い、規約違反にもなる
  • 説明不足や誇大表現 → クレームや返品の原因

一方で、モラルを守ったせどりは社会に貢献します。

社会的意義

  • 在庫処分品を市場に再流通させ、廃棄削減に貢献
  • 生産終了品を探している消費者に届ける
  • 適正な相場で売買することで需要と供給のバランスを保つ

これからせどりを始めるなら、以下を必ず意識しましょう。

適正価格で販売する
→ 市場相場に沿った価格設定をすることで信頼を得られる

買い占めはしない
→ 必要とする人の購入機会を奪わない

偽物・ブランド品には手を出さない
→ 規約違反・法的トラブルの原因

販売規約を守る
→ Amazonやメルカリには独自ルールがある

  • せどりは悪いことではなく、健全な物販ビジネス
  • 批判されるのは「独占・買い占め・高額転売」といった行為
  • せどりと転売を混同せず、ルールとモラルを守ることが大切
  • 正しく実践すれば、副業として安定して収益を得られる可能性がある

次回は「副業でせどり・物販を選ぶ理由」。
他の副業と比べたときのメリット・デメリットを整理し、
「自分に合うかどうか」を判断できるように解説していきます。

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