Amazon物販は儲からない?失敗する原因7選と解決策

「物販=ラクに儲かる副業」だと思って始めた人ほど、すぐに壁にぶつかります。
でも──
本当にAmazon物販は儲からないのでしょうか?

結論から言えば、「儲からない」のではなく、「やり方を間違えると稼げない」だけです。

Amazon物販は儲からない?失敗する原因7選と解決策

「Amazon物販って、もう稼げないんじゃないの?」
「最初は稼げるかと思ったけど、全然利益が出ない…」
そう感じていませんか?

実際、「物販=ラクに儲かる副業」だと思って始めた人ほど、すぐに壁にぶつかります。
でも──
本当にAmazon物販は儲からないのでしょうか?

結論から言えば、「儲からない」のではなく、「やり方を間違えると稼げない」だけです。

この記事では、物販初心者が陥りやすい「7つの原因」と、そこから抜け出すヒントをお伝えします。

この記事の著者:ITエンジニア さら

  • 業務系ITエンジニア歴14年 ― 100社以上でデータ分析・業務改善に携わる
  • 自作ツールを開発しリサーチ時間を6割削減 ― 時間のない副業者でも成果を出せる仕組みを実現
  • 本業+副業で月収150万円を達成 ― 再現性ある副業戦略を発信中
  • 仕組み化と効率化の専門家 ― 業務プロセスを徹底的に最適化
  • 副業Amazon物販に挑戦 ― 挫折を乗り越え、安定的な収益化に成功

私は業務系ITエンジニアとして14年間、100社以上のデータ分析や業務改善に携わってきました。
家庭を持ち将来や老後を見据えて「もう一つの収入源が必要」と考え、副業でAmazon物販を開始。

当初はKeepaのグラフを読み込みながら何時間もリサーチに費やし、不安と焦りの中で挫折しかけました。
しかし、エンジニアとして培った仕組化スキルを活かし、自作のリサーチツールを開発。
その結果、限られた副業時間でも効率的に取り組めるようになり、本業+副業で月収150万円を安定して実現しました。

この記事では「なぜ物販でうまくいかない人が多いのか」をリアルに解説し、正しいやり方なら成果は出せることをお伝えします。

副業ブームの流れの中で、「スマホ1つで簡単に稼げる」「片手間で副収入」という甘い言葉が飛び交っています。

確かに、せどりは在宅で始めやすく、スキマ時間で取り組めるのは事実です。
ですが、それは「効率よく稼ぐ仕組みを整えた後」の話。

特にAmazon物販は、

  • 膨大な商品数の中から利益の出る商品を見つける
  • 仕入れ価格や相場の変動をチェックする
  • 競合の動向を見極める

など、データ分析と判断力が求められる“情報戦”です。
ここを無視して「なんとなく」で始めてしまうと、時間もお金も失い、結果「儲からない…」と感じてしまいます。

初心者がまず陥りやすいのが、人気ジャンルの商品に手を出してライバルだらけの中に埋もれてしまうこと。
結局、値下げ競争に巻き込まれ、思った利益が取れません。

実際に、実際に、経済産業省の調査(2024年9月公表「令和5年度電子商取引に関する市場調査」でも、
物販事業者は年々増加していることが明らかになっています。
参入者が増えている以上、「誰でも仕入れられる商品」に飛びつけば、競争が激しくなるのは当然です。

私はITエンジニアとして業務効率化やデータ分析をしてきましたが、その経験から言えるのは、
まずは全体を可視化して「どこが狙えるか」にアタリを付けることが大事だということです。
物販でも、出品者数や価格推移を見える化し、ライバルが少ない商品に絞り込むことが差別化の第一歩です。

「売れそうだから」と勘で仕入れると、手数料や送料を差し引いたら赤字になるケースが多発します。
本来は「利益率○%以上」「出品者数○人以下」など、明確な基準を持つべきです。

「なんとなく売れそう」という感覚だけで仕入れるのは、偶然成功することはあっても、再現性がなく、続けるほど赤字リスクが高まります。
判断基準を仕組み化して初めて、安定して利益が積み上がります。

1商品あたり数百円の利益しか出ないのに、1つ見つけるのに10分以上かけてしまう…。
これでは時間が足りず、副業として長続きしません。

本業でもそうですが、限られた時間の中では「どの作業が最も効果的か」を見極めて優先順位をつける必要があります。
仕組み化でリサーチ時間を減らし、利益が出やすい商品に集中することが重要です。

売上が立っても、Amazon手数料・FBA倉庫料・配送料を差し引けば赤字…。これは初心者が最もよく陥る失敗のひとつです。

実際に、Amazon公式でも明示されているように、商品カテゴリやサイズによって紹介料やFBA手数料は異なり、
場合によっては利益を大きく圧迫しますAmazon出品サービス:料金プランと手数料)。
「売れた=儲かった」とはならないのが物販の厳しい現実です。

数字管理をせずに「なんとなくいけそう」で仕入れるのは危険です。
あなたの会社でも、売上高や利益率、さらには人件費や固定費などのコストをしっかり見ているはずです。
経営において「売上」だけを追いかけていたら、利益が出るどころか赤字に転落してしまいます。

副業の物販もまったく同じで、これは「小さな経営」なのです。
売上金額に惑わされず、手数料やコストを含めて最終的に残る利益を正しく把握する仕組みを持たなければ、続けるほど資金が目減りしてしまいます。
逆に言えば、数字を意識して管理できる人ほど、安定して利益を積み上げ、長く副業を継続できるのです。

物販ビジネスで最初にぶつかる壁。それが、「利益商品がまったく見つからない」という現実です。

せどりの初心者がよく使うツールのひとつに「Keepa」があります。
商品ごとの価格推移やランキングの変動などをグラフで確認できる、非常に有用なツールです。

…ですが、これが地獄の入り口でもあります。

グラフの読み方を覚え、ランキングの意味を理解したとしても──
数十万以上ある商品の中から、1つ1つ目視でチェックするのは正直ツラすぎる。

1商品を見極めるのに5〜10分かかる。それを30商品見ようと思ったら、2〜3時間が消えます。

副業で毎日そんな時間を取れる人は、ほとんどいません。結果、心が折れてしまうのです。

もう一つの落とし穴は、情報の海に溺れてしまうことです。

今の時代、せどりについて調べようと思えば、
YouTube、X(旧Twitter)、note、ブログ…あらゆる場所に情報が溢れています。

最初は「すごい!無料で全部学べる!」と感じるかもしれませんが、
途中でこんな感情に変わっていきます。

「この人はKeepaを使えって言ってるけど、あの人はデルタトレーサーがいいって…」
「FBAで出すべき?自己発送のほうが利益出る?」
「リサーチはランキング順?それともプレ値狙い?」

…結果、何が正解か分からなくなり、手が止まってしまう。
「やっぱり、Amazon物販って難しいよね」と思考停止してしまう。

これもまた、「儲からない」と感じてしまう大きな要因です。

「じゃあ成功している人は特別な人なのか?」というと、そうではありません。
違いは “やり方を工夫しているかどうか” です。

  • 仕入れ判断をツールで効率化している
  • 得意ジャンルや独自のリサーチ方法を持っている
  • 利益率や回転率を数字で管理している
  • 長期目線で小さくコツコツ積み上げている

👉 成功者は特別な人ではなく、「正しい仕組みを淡々と続けている人」です。

「売れそう」で仕入れて赤字になるのは初心者の典型です。
だからこそ、最初に数字で基準を決めることが大切です。

例として:

  • 利益率は20%以上
  • 出品者数10人以下
  • 月に10回以上売れる

こうした条件を持つだけで無駄な仕入れを減らせます。
基準があれば、迷わず判断できて安定した利益につながります。

副業時間は限られています。
効率化には、「リスト化 → 優先順位付け」の仕組みが必須です。

たとえばKeepaで深堀する前に、よさそうな商品をリストアップして上位だけ調べる。
これなら「アタリを付けて深掘り」でき、短時間でも成果が出せます。

「全然売れない」「送料で赤字」も初心者の失敗です。
避けるべきは:

  • 回転が遅い商品
  • 大型で送料が高い商品
  • 一時的な流行商品

初心者はまず小さく早く回る商品に絞るのが安全です。

物販は一発で稼ぐ副業ではなく、積み重ね型です。最初は「1商品で500円の利益」を目標にしましょう。

これが10商品で5,000円、50商品で25,000円に。
小さな成功が自信となり、副業を続ける力になります。

Amazon物販は、「誰でも簡単に儲かる副業」ではありません。
しかし、基礎を押さえて正しく取り組めば、月数万円の安定収入は十分可能です。

  • 家計の補助としてプラス5〜10万円を得る
  • 続けながら仕組み化・外注化すればさらに拡大できる
  • データを見る力や仕組み化の経験は、他のビジネスやキャリアにも活きる

👉 厳しさと可能性の両方を理解することが、長く続けられる秘訣です。

Amazon物販が儲からないと感じるのは、

  • ライバルだらけの戦場に参入している
  • 勘頼りで赤字商品を仕入れている
  • 時間と利益のバランスを取れていない
  • コストを正しく把握していない

といった原因があるからです。

逆に言えば、「データを見て仕組み化する」という視点を持てば、副業として十分成果を出せるということです。

次回は、「副業せどりが儲からなくなるNG行動と、“おすすめ”できる改善法」をさらに深掘りします。

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