Keepa無料版でできることを4点を解説|登録方法と活用術

初心者向けにKeepa(キーパ)の無料版を徹底解説。無料版でできる事、有料版の機能の違い、物販での活用方法、登録方法をまとめています。

Keepa無料版でできること4点を徹底解説|初心者でもすぐ使える登録方法と活用術

この記事では、「Keepa無料版ではどこまで使えるのか?」「有料版との違いは?」を初心者にもわかりやすく解説します。
以下のことを記載しています。

  • Keepaの無料版でも「価格履歴の確認」「価格アラート設定」「バリエーション比較」「スマホ利用」は可能。
  • ただし、売れ筋ランキング・出品者数・販売数などの分析は有料版限定。
  • 無料版は「まずKeepaを使ってみたい初心者」には十分。
  • しかし、安定して利益を出すには多角的なデータ分析が欠かせないため、将来的には有料版を検討するのが現実的。

無料で始めたい方も、コストをかけるべきか迷っている方も、この記事を読めば判断の基準がわかります

1.Keepaとは?物販で人気の理由

Keepaは、Amazon上の商品データを自動で記録・可視化するツールです。
以下のような情報を時系列で確認できます。

  • 価格の変動履歴
  • 売れ筋ランキングの推移
  • 在庫数の変化(出品者数・BuyBox情報)
  • セールや値下げ履歴

これらを把握することで、
「いつ仕入れれば利益が出やすいか」「値下がりリスクはないか」など、
データに基づいた仕入れ判断が可能になります。

2.Keepa無料版でできること

Keepaはアカウント登録をしなくても、無料で利用できる基本機能があります。
まずは無料版でどんな情報を確認できるのかを整理しましょう。

無料版で使える機能の概要

(1)価格履歴グラフ
 BuyBox、新品・中古価格、Amazon販売価格の推移を確認できます。
 1ヶ月・3ヶ月・1年・全期間など、期間を切り替えて価格変動をチェック可能。

(2)バリエーション情報
 同一商品のサイズ・カラー違いの価格やレビュー推移を比較できます。

(3)価格変動アラート
 あらかじめ設定した価格を下回ったとき(上回ったとき)に、メールで通知を受け取れます。

(4)スマホアプリ対応
 アプリ版では、バーコードスキャンでその場で商品情報を確認できます。

(1)価格履歴グラフ

ブラウザ拡張機能の「価格履歴」タブでは、
商品の価格推移を1か月・3か月・1年間・全期間といったスパンで切り替えて表示できます。

グラフ上では以下の価格情報を確認できます。

  • BuyBox価格(「カートに入れる」ボタンが表示される販売価格)
  • Amazon直販価格
  • 新品商品の価格
  • 中古商品の価格

これらのデータを比較することで、価格の変動傾向や相場の安定度を把握できます。
特に仕入れ判断を行う際には、「安定している期間」や「値下がりタイミング」を見極めるのに有効です。

(2)バリエーション情報

ブラウザ拡張機能の「バリエーション」タブでは、
同一商品の色やサイズなどの違い(バリエーション)を一覧で表示し、
それぞれの価格履歴を確認することができます。

表示される価格履歴は「価格履歴グラフ」と同様で、以下の情報を含みます。

  • BuyBox価格(「カートに入れる」ボタンが表示される販売価格)
  • Amazon直販価格
  • 新品価格

さらに、レビュー数や評価の推移も確認できるため、
どのバリエーションが人気か・売れ筋かを比較するのに役立ちます。

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(3)価格変動アラート

Keepaでは、設定した価格を下回った(または上回った)タイミングで
メールなどの通知を受け取ることができます。
これにより、「買い時」を逃さずに仕入れ判断が可能です。

設定方法

  1. 商品のトラッキングタブにBuyBox価格・Amazon価格・新品/中古価格を入力できるボックスがあります。
  2. 通知を受け取りたい条件(例:◯◯円以下、◯◯円以上)を設定します。
  3. トラッキング対象期間を指定し、「トラッキング開始」ボタンをクリックします。
  4. 通知を受け取るために、メールアドレスを登録しておきます。

設定が完了すると、条件を満たした際に自動でメールが届き、
常にAmazonの価格変動を追わなくても最適な仕入れタイミングを把握できます。

(4)スマホアプリ対応

無料版でスマホアプリも利用することができます。
基本的な機能はPC版と同じですが、違いとして店舗で商品を見つけたら、
その場でバーコードをスキャンするだけで、価格推移やランキング変動などのデータをすぐに確認できます。

これにより、「この商品は本当に売れるか?」をリアルタイムで判断できます。

3.Keepa無料版と有料版の違い

無料版でできることは限られます。
有料版(19€・約3300円/月)にアップグレードすると、より多角的な分析機能が使えるようになります。

無料版では「価格の履歴を確認する」レベル。
一方、有料版では「売れる商品を見つける・競合を分析する」ところまで踏み込めます。

無料版と有料版の違いは以下の表の通りです。

機能 無料版 有料版
①ブラウザ拡張機能で見れる情報
価格推移グラフ
ランキング推移グラフ ×
出品数推移グラフ ×
月間販売数推移グラフ ×
レビュー数推移グラフ ×
商品詳細情報 ×
バリエーション情報
出品件数の推移 ×
Buy Box 統計情報 ×
出品者(offers)情報 ×
価格変動アラート
②Keepaサイト上の分析機能
製品ファインダー(Product Finder) ×
製品ビューア(Product Viewer) ×
商品ベストセラー(Best Seller Lists) ×
トップセラーリスト(Top Seller List) ×
出品者検索(Seller Lookup) ×
カテゴリーツリー(Category Tree) ×
商品一覧表(Deals) ×
③外部アクセス
Keepa API ×

4.Keepa無料版の始め方

PCで使う場合

1. Keepa公式サイトにアクセス
2.「価格履歴グラフ」でご利用のブラウザを選択

3. 遷移した画面に沿ってブラウザの拡張機能を追加
※画像はChromeの場合ですが、他のブラウザでも同様に追加対応を行うのみです

スマホで使う場合

スマホアプリは以下からダウンロードできます:

インストール後は、以下の手順で初期設定を行うのみです。

  1. 言語やAmazonのロケール(国)を設定
     → 日本のAmazonを利用する場合は「Amazon.co.jp」を選択します。
  2. 作成済みのKeepaアカウントでログイン
     → 有料プランを契約している場合は、そのままスマホでも有料機能が利用できます。

5.Keepa無料版の限界と注意点

一方で、無料版にはいくつかの明確な制限があります。

  • 売れ筋ランキングの推移が見られない
  • 出品者数・BuyBox履歴が非表示
  • 商品検索機能(Product Finder)が使えない
  • CSVエクスポート不可

つまり、無料版では「価格の変動を確認するだけ」にとどまります。
しかし、せどりで安定して利益を出すには、価格だけでなく需要や競合を含めた分析が必要です。たとえば、

  • 売れ筋ランキングで「需要の継続性」を確認
  • 出品者数の増減で「競合の動き」を把握
  • 過去データから「仕入れタイミング」を判断

こうした情報を総合的に見ないと、「利益が出そうに見えても売れない」「在庫が滞る」といった失敗につながります。

無料版はKeepaに慣れるための入門ツール。
本格的にリサーチ効率を高めたいなら、有料版や分析自動化ツールの活用を検討するのが現実的です。

Keepa有料版についてはこちらの記事でも解説しています。
【2025年版】Keepaの月額料金を徹底解説!無料版と有料版との違い・値段以上の価値はあるのか

TremasFinder

Keepa有料版を検討する前にサンプルデータで分析プロセスを試せる無料ツール(TremasFinder)を使うと、
“どんな情報が仕入れ判断に必要か” がつかみやすくなります。

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まとめ

  • KeepaはAmazon商品の価格推移・ランキング履歴を可視化する定番リサーチツール。
  • 無料版でも基本的な機能(価格履歴・バリエーション比較・価格アラート)は利用可能。
  • スマホアプリ版を使えば、店舗仕入れ時もバーコードスキャンで即データ確認できる。
  • 有料版との主な違いは「ランキング推移」「出品者数」「BuyBox履歴」「商品検索機能」などが見られるかどうか。
  • 無料版では価格変動しか確認できず、売れ行きや競合状況までは分析できない
  • せどりで安定して利益を出すには、価格・需要・競合を多角的に分析することが重要
  • 無料版は「Keepaに慣れるための入門ツール」として最適。
  • 本格的なリサーチをするなら、有料版の利用が現実的。

※本記事で記載している画像はKeepaより取得

峠田舞子
さらとして活動
この記事の著者:峠田 舞子
  • 九州大学卒業後、リクルートグループ勤務を経て、現在は外資系ITコンサルタントとして活動
  • 14年間で100社以上の業務改善・データ分析を支援
  • 物販を通して「データ分析・ロジカルシンキング」が成果につながることを実感
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